空手 昇級審査に向けて -あしたのために その2-

今回は「構え方」の決まりを少しご紹介します。
9級の昇級審査では、

 1.自然体用意

 2.組み手立ち

 3.反対立ち

 4.閉足立ち           を確認します。

いずれの構えも構えた時の大きな気合は基本です。
それぞれの構え方を写真で確認してみてください。
今回は、ひろき君がモデルを引き受けてくれました。ありがとう。

自然体用意:

 1. 自然体で立ちます。足は肩幅。拳は握り、帯の高さにある
   透明な台に乗せるイメージ。

2. 右足を左足に寄せます。
   この時、手はおでこよりも高い位置で重ねます。
   礼の時と同様、手の平側が内側、手の甲側が外側を向きます。
   右手を上にして重ねます。

3. 手足を戻し、自然体に戻ります。

組手立ち:左足を前に出し構えます。

 1. おでこよりもさらに高い位置で手を重ねます。
   この時、肘を伸ばし、手は手刀を作り、指先も伸ばします。
   親指側を内側に、小指側を外側に向け、「左手」を上にして重ねます。
   立礼や自然体用意の場合の「右手が上」とは異なりますので
   要注意です。

2. 左足を一歩前に踏み出します。
   足の幅は肩幅、前後幅は、左足のかかとから、右足のつま先
   まで足一つ分が目安です。
   左足はまっすぐ前、右足は斜めを向きます。
   左足が外側を向いたり、右足が真横を向いたりしないよう
   要注意です。

3. 手を握り、顔の幅に開き、耳の高さまで上げます。。
   左手は少し前に出します。お腹は締めましょう。
   構えた際に気合(「押忍」)です。

4. 直る所作も決まっています。
   まず、手をおでこよりも高い位置で重ねます。
   礼の時と同様、手の平側が内側、手の甲側が外側を向きます。
   右手が上です。

5. 左足を自然体の位置に戻します。
   同時に手も自然体の位置に戻します。

反対立ち:右足を前に出し構えます。
  
 1. おでこよりも高い位置で手を重ねます。
   この時、肘を伸ばし、手は手刀を作り、指先も伸ばします。
   親指側が内側、小指側が外側を向き、今度は「右手が上」です。
   今度は、右足を一歩前に踏み出すためです。

2. 右足を一歩前に踏み出します。
   足の幅は肩幅、前後幅は、右足のかかとから、左足のつま先
   まで、足一つ分が目安です。
   右足はまっすぐ前、左足は斜めを向きます。
   右足が外側を向いたり、左足が真横を向いたりしないよう
   要注意です。

3. 手を握り、顔の幅に開き、あごを守ります。
   右手は少し前に出します。お腹は締めましょう。
   構えた際に気合(「押忍」)です。

4. 直る所作は組手立ちの際と同じです。
   まず、手をおでこのよちも高い位置で重ねます。
   礼の時と同様、手の平側が内側、手の甲側が外側を向きます。
   右手が上です。

5. 右足を自然体の位置に戻します。
   同時に手も自然体の位置に戻します。

閉足立ち:両足を閉じて構えます。
  
 1. おでこの前よりもさらに高い位置で手を重ねます。
   この時、手は握り、親指側が内側、小指側(鉄槌)が
   外側を向きます。

2. 右足を左足に寄せ、くっつけます。

3. 手を握り、顔の幅に開き、あごを守ります。
   構えた際に気合(「押忍」)です。

4. 直る所作は組手立ちの際と同じです。
   まず、手をおでこの前で重ねます。
   礼の時と同様、手の平側が内側、手の甲側が外側を向きます。
   右手が上です。

5. 右足を自然体の位置に戻します。
   同時に手も自然体の位置に戻します。



これらの決まりを早く覚え、いつでも基本通り構えることが
できるよう、反復して練習をしましょう。